デジタルパーマの失敗
デジタルパーマが、上手く行かなかいケースは2つ。
傷んでしまって、毛先がチリチリになった。ゆるすぎてカールが出ていない。
このどちらかではないでしょうか。
かかりすぎ、傷みが起きるケース
デジタルパーマが出始めたころ、毛先が傷んむというトラブルがありました。
それは、長時間加温し過ぎるという技術的な事が原因でした。
この為、2回、3回とデジパーをかけると仕上がりは落ちていきました。
しかし、現在では作業工程自体が改善され、どのメーカーのデジタルパーマも
加温し過ぎをしない為、このトラブルは減っています。
それでも、毛先のチリつきが起こるのは美容師の”見立ての甘さ”が
原因だと考えられます。特にデジタルパーマをオーダーされるお客さまは
カラーが既に入っている方が多いので、温度設定、前処理、薬液に十分注意が必要です。
パーマがゆるい、かかっていないケース
次に、パーマがゆるい、かからない原因。
デジタルパーマは、ロット自体が熱を出す構造になっている為
「大きいカールが、しっかりかかる」のが特徴です。
ですから、従来のコールドパーマと違い美容師のロット選定の
ミスは考えにくいのです。
では、なぜ?かからないのか。
これは、”髪の状態”によるものです。
つまり、簡単にいうと”傷んでかからない”というわけです。
毛先までのカラーの継続、縮毛矯正とデジタルパーマの繰り返し
さまざまな原因が考えられます。
自分の毛先を見て、「傷んでるな~」と感じたら、カットは必須です。
以前、別の項でも書きましたがストレートの薬を使えば真っ直ぐに
カールの薬を使えばパーマがいつでもキレイにかかるわけではありません。
「ダメージ毛は、すべての仕上がりが上手く行きません」
ですから、日頃のケアも大事ですが傷んでしまった毛先に
いくらトリートメントを塗っても解決にはなりません。
(別の項で説明します)
それよりも、美容室にパーマやカラーに行って
「今日は髪の状態が悪いから、しばらくパーマとカラーはお休みしましょう。」
そうアドバイスしてくれる美容師と出会えるといいですね。