髪が薄くなる原因
髪が薄くなる原因は、単純に遺伝だとかストレス、加齢、毛染めのしすぎ
などいろいろなことが言われています。
薄毛については、今までさまざまな対処法を
お伝えしましたので、今回は少し視点を変えて
髪が抜けるとはどういうことなのか。書いてみたいと思います。
■なぜ男だけが薄くなるの?
男性の若ハゲ(壮年性脱毛症)は結構いらっしゃいますが、若い女性の薄毛は
ほとんど見たことがありません。何が違うのでしょうか。
それは原因が、男性ホルモンにあるからです。
男性ホルモンは、血液の中を流れています。それが毛乳頭(毛の根元)に
入ってくると、毛母細胞(毛を作っているところ)の活動力は弱くなり
髪の毛は休止期に入ります。そして数ヶ月のうちには抜けてしまいます。
こうなると、毛周期は短くなります。発毛>成長>休止>脱毛の
サイクルが、通常は6,7年のあるものが3,4年と短くなってしまうのです。
毛根を包む毛包も小さくなり、発毛は厳しくなります。
この男性ホルモンを受け入れる受け皿を持っている人だけが
壮年性脱毛症になるのです。こういった特徴は遺伝によるものです。
■どうして抜けちゃうの?
髪の毛は、ずっと伸び続けているわけではありません。
人間で例えるなら、赤ちゃんから成人する位までの変化は激しく
別人ののように成長しますね。髪の毛もこれと同じで、下の図の成長期にあたります。
髪の毛はやがて、遅行期に入ります。髪の毛は成長はせずに
どちらかといえば、ゆっくりと下り坂で抜けるまでの道を
ゆっくりと進んでいきます。人間で言えば30歳から50歳くらいでしょうか。
そして、遂に休止期に入ります。
毛乳頭は萎縮し、毛包は小さくなります。
しぼんでいくところが人間と一緒ですね。
髪が薄くなるメカニズムがわかっていただけたでしょうか。
あなたの頭の中では、こんな事が起こっていたんですね。
長い間、この遅行期、休止期をいかにして短くするか。
そして、成長期を長くするかの研究が進められてきました。
最近では、遅行期、休止期を短くするオウゴンエキスという
成分を使ったものも出てきています。