縮毛矯正の失敗 ビビリ毛の原因と治し方
縮毛矯正に限らず、デジタルパーマでもカラーでもキャリアの浅い美容師には
失敗がよく見られます。お金を頂く以上、絶対にあってはならないことです。
しかし、現場では起こりえます。しかもかなりの頻度で起こってしまいます。
そうならない為にはどうしたらいいのか?
ビビリ毛になってしまったら、どうすればいいのか?
お話したいと思います。
■縮毛矯正の失敗 ビビリ毛の原因
どうして縮毛矯正の失敗は起きるのか。なぜ、ビビリ毛になってしまうのか。
あなた自身も薄々感じてらっしゃるように”傷んでいるから”です。
髪の毛が、パーマ液やアイロンの熱に耐えきれなかったからです。
それともう1つ。担当の美容師の経験不足があります。
どんなに著名な先生も失敗から学んでいます。
「あの時はこれで失敗したから、今度はこれでやってみよう。」
美容師の技術に限らず、日常生活、仕事、すべての物事がこれの繰り返しで
進歩していると言っていいのではないでしょうか。
だからと言って、お客さま、患者さん側からしてみれば
それで済まされたでは、たまったものではありません。
経験者が、サポートして行けば事故は防ぐ事が出来るのです。
縮毛矯正に関しても、このダメージではアイロンは入れられない。とか
薬液は弱いもので時間を置こう。など、キャリアのある美容師の助言で
縮毛矯正の失敗やビビリ毛の発生は最小限に抑える事が出来るのです。
■縮毛矯正の失敗 ビビリ毛の治し方
結論から言ってしまうと、「髪の毛は再生しない!」ということを
今までなんどもお話してきました。傷んだ髪の毛は、いずれは切るしか道はないのです。
こういってしまうと話は終わってしまいますから、それでも切りたくない!
という方の為に、ビビリ毛の処理の仕方や上手いしのぎ方などをお話したいと思います。
ビビリ毛にも2種類あり、改善が期待できる場合もあります。
熱によって焼かれてしまったケースと強い薬剤による薬負けのケースがあります。
これは、あなたが見てもわからない物ですから、美容師に相談することをおすすめします。
具体的には、弱いパーマ液をもう一度つけ、低温でプレスするような
施術になります。しかし、状態を悪化させることもありますので
よく担当美容師の説明を聞いてから行うといいでしょう。
最終的には切り落とすしか方法がない場合、いかに上手にビビリ毛を
収めるか。がポイントになります。やはりシリコン系のインバス、アウトバス
トリートメントは必須でしょう。但し、髪を治すわけではありません。
パサつきを抑え、スタイリングをしやすくする為のものです。
ビビリ毛を全部カットしたら、セミロングがショートスタイルになってしまう
なんてことも十分に考えられます。徐々にカットしていくにはトリートメントは必要です。
最後にその後の施術ですが、ビビリ部分にパーマ、カラーは絶対にNGです!
もう、パーマもカラーも上手く行きません。カラーはリタッチ(根元染め)にし
パーマは当分のあいだ我慢しましょう。
縮毛矯正をするとぺったんこになってしまう。については
また、別の項でお話します。